トライアングル 三つで考える
トライアングル
令和4年スタートしています。変化の多い3月、4月、上手にストレス管理をしましょう。今回
は「トライアングル」の話です。ロシアとウクライナの戦争はいまだに収まりそうにありません。
市民のストレスを考えると、想像を絶するストレス下にあると思われます。
そんな中でSMAPのトライアングルという曲が少し注目されています。トライアングルは三角形
ですが、①銃を向ける人、②銃を向けられる人、③傍観する人を表しているようです。このトライ
アングルをストレス問題に当てはめてみたいと思います。ストレスを感じる時、感じた人の心の中
には①ストレス感じる自分、②ストレスを与える人と二分思考している可能性があります。この二
分思考が続く限りストレスは増大していきます。
この時に大事なのは、③その状態を観察する人(自分)を働かせることが大切となります。
今の自分の状態、どうしたら良いのだろう、と冷静に客観的にとらえようとする自分です。この第
三の自分を機能させるために話を聴いてくれる人にまずは今の自分の状態を話してみることはと
ても大事です。話すことで二分思考が吐き出されて整理されるからです。そこから、どうしたら良
いか考えることができます。この時もトライアングル思考です。つまり、現状打開するためにA案、
B案、C案の3案思考でいくことです。
社会が対立軸で動いている可能性があります。加害者、被害者、少しのミスで自己否定感情を持ってしまう。
自分の中に3人いると考えましょう。たとえば、「働く、遊ぶ、学ぶ」、「考える、感じる、動く」
「栄養、休養、運動」等 他にもたくさんあると思います。トライアングルで考える習慣づけをつけてみましょう。
看護の現場 感情労働
メンタルサポートワンポイント
看護心身に重圧 感情労働
長引くコロナ禍で看護師の離職が相次いでいる。日本医療労働組合連合会の調査による
と全国163の医療施設の内46施設(28%)が21年度は前年度より離職者が増えていると
回答している。職種別では看護師が多い。
看護師向け人材紹介を行っている民間企業が昨年11月から12月に約18000人の看護師
を対象に実施した調査によると、職場で不満を感じている点は以下のような結果をリポー
トしている。
適切な人員配置 67.7%
指導方法のばらつき 64.9%
管理職のマネジメント 62.9%
企業・施設の方針 61.4%
各種手当の充実 60.8%
コロナ感染が子供に広がり、人が集まるところに行かせないでいる等家庭でもストレス
を抱えている現実があり、頑張ってきた看護師が心を病んだり退職を選んでいるケースが
増えていますね。
感情労働といわれる看護・介護職、ストレスを感じやすいだけに離職を防止する対策を
前向きに検討する必要はありそうです。
声はかけあいましょう、管理者の不機嫌はやめましょう、良いことは褒め承認しあいましょう
笑顔に心がけましょう、ありがとうの言葉は習慣にしましょう、お疲れ様の言葉はかけましょう
少しの配慮しあうえる職場づくりが大切です。
心は音で創られる 音で心が癒やされる
雑談 親近感 SS話法
地元でカウンセリング勉強会を行っています。1月時点で月1回298回目、20年以上続いています。
1月は恒例の今年度方針の発表ですが、いつもは少し大きめの部屋でソーシャルディスタンスで話し合うのが今月は場所が取れずお座敷。
でもお座敷のお陰で狭い部屋で距離が近づいたことで話しが盛り上がる。近況報告だけで1時間が過ぎてしまった。
雑談から生れる親近感、この親近感大事ですよね。
SS話法とは批判、批評せずに、話題をもとに話す、聴いて、また話す。そこで感じる「共感」を大事にしている。
批判、批評しないのが基本的ルール。この人はこんな感じ方をしているのだ、自分と一緒なんだ、と感じることで気持ちがほぐれる。
SS話法で会話を楽しんじゃう!!SS話法とは「そうそう、そうなのよ、そうでしょう、そうなんだ、それで、それから、そうだよね、それ、すごじゃない、さすが、知っているわね、センスいい」すべてサ行であいづちをいれていくことをSS話法と呼んでいます。さらに褒める励ます承認いれながら雑談をすすめるその過程をSS話法と呼んでいます。
これだけで結構盛り上がり、気持ちがほぐれる。
そのうえで今年度の目標、参加者の年齢は高く大半が健康と家族関係を上げていましたが。当然ですね、さて皆様の今年の目標はいかがでしょう。
オミクロン株による第6波ですが、感染しても軽症という、コロナウイルスも人間と共存するために寄り添い始めているのかもしれません。
今年も健やかに過ごしましょう。
感情 気持ちをほぐす
感情のほぐし方
① 受容 相手の話を受け入れるということ
② 共感 相手が感じるように感じる誠実性
③ 配慮 傾聴
感情をほぐす道具(ツール)の基礎
傾聴 積極的傾聴(能動的傾聴)
うなずき、あいづち、繰り返し、明瞭化、質問
相手の感情に向き合い、共感しながら「気づき」を促す試みであり、クライエントが自分自身に向き合う過程を受容し続ける関係である。気づきを促し、気づきに寄り添うアプローチ。
聴き方ポイント
① 8割聞いて2割話すくらいが丁度よい
② 聴いた話は自分の感情に紐づけない
③ 相手の話し、相手に興味を持つことは大事
但し、自分の興味で相手の話しをさせるような誘導的な質問は避ける。
それは相手に対する興味よりも自分の興味だからです。
共感について 共感とは、相手が感じているように感じること。共感性は、聞き手に取って重要な要件です。でもその相手にはなれませんので言葉が見つからない場合は話の流れにそって黙って聞いてあげることでよいと思います。
4.サポートマインド(確認)
(1) 問題解決する人は、その問題を持っている人である
(2) 人は本質的に自主的、主体的、独自的、創造的存在である
(3) 人は尊厳を維持されて自由になれる
(4) いくつかのコミュニケーションの手法を駆使して
相手に応じたアプローチをはかることも日常の応用ではOK
(5) 人の心の働きには、考え、感じ、行動する働きがある、相手に応じて働きかける。
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ご案内
産業カウンセラー、心理相談員、メンタルサポートアカデミー認定カウンセラー、心支援士🄬
MICC研究所
心の学び舎日本メンタルサポートアカデミー