ストレスケアについて 佐藤寛朗
カウンセリングステップの活用 カウンセリングステップを職場内のコミュニケーションでも応用してみましょう。メンタル不全の兆しが見えたら専門カウンセラーの前に職場内の人間関係でサポートコミュニケーション(※1)を図ることはとても有効です。以下Aさんの例で見て行きましょう。 4月に人事異動があり、半年後、異動先の係長とうまくいかずに軽いパニック状態にあるAさん。以前から性格がきついと聞いてはいたが、いざ、異動して関係が始まり、何とかなると思っていた予想が大幅に外れしまった。批判、嫌味、中傷、陰口、そんな中である日、突然胸がドキドキ苦しくなってしまった。それ以降、顔を合わせても言葉が思うように出てこない。頭痛に襲われ、薬を飲んでいるがあまり効かない。吐き気が襲ってくる時もある。そんな中でカウンセリングを受ける。 Aさんの性格:責任感強く、仕事の能力もある、ほぼ同世代の係長より実務能力はある様 子、人に合わせるより本来自分の考え通りに仕事をすすめたいタイプの人。 職場の人間関係:性格のきつい係長にそれ以外(課長含む)の人が“お守り”をしている関係。 Aさんは自分の仕事に関する考えを一度は主張したものの、異動してきたばかりの人間がといわんばかりの言動で相手にされない。そればかりか陰で批判。そんな日々が続く中で体調を崩す。休みたくとも「一度休むと立ち直ることが出来ないのではないか」との思いがあり、体を引きずるように出社していた。 Aさんは、自分の体の異変を察知して自主的に企業内カウンセリングルームを訪ねてきた。この時点で一歩前進したと考えて良いでしょう。カウンセリングのステップは以下のように進んでいきます。 ステップ1 相手の状況や主張を受容する。苦しい状況にある気持ちを傾聴し共感、受容 ステップ2 自分の性格や関係、環境要因を整理する ステップ3 改善案を一緒に考える ステップ4 改善案実施のフォローを行う ステップ1~4が1度のカウンセリングですべて行われることはありません。ある時はステップ1だけで終わることもあります。ステップ1はとても重要です。自分の気持ちをしっかり受容されて人の心は客観性をもって落ち着いて物事をみることができるようになるからです。 Aさんとは何度目かのカウンセリングの中で以下のような改善案を一緒に出すことになります。 ・「薬を飲むと意欲も落ちるので控えるようにしたい」との思いがあり、その意思を尊重し、どうにもならないときには服薬し、医師とも相談する。 ・「上司の批判をするのは悪いこと」だと思っていたが、心の中の思いを家族や友人に吐き出すことに罪悪感を覚えない。少しくらいなら愚痴を言うことを認める(自分で自分に許可を与える) ・生活の中での気晴らしをセットアップ(好きな旅行、買い物、読書)このような対策で、係長との直接的な関係改善の課題は残るものの、3週間ほど実施し、以前と比べると頭痛もなくなり、パニックになることはなくなってきている。 ※1サポートコミュニケーション:職場内で「関心、受容」を前提に相手の気持ちを整理し、 問題解決を一緒に導き出すためのコミュニケーションステップを表しています。 上記ステップを職場内の人間関係に応用してください。この際に「聴くこと」が重要です。うなずき、あいづちをいれながら相手の話を聴いてあげてください。人は受容されて心の扉が開き、やがて自主的に問題解決に動き出します。あなたが職場のリーダーならリーダーの「L」はListen:傾聴することと認識してください。 ストレスケア ストレスは生きている限りついて回ります。ストレスを悪者にせず上手に付き合うためのストレスケアについて以下「三点セット」で考えて見ましょう。 (1)話す、笑う、泣く:まずは話しましょう、吐き出すことです。まずは友人、家族に話して心の中のものを吐き出すことで心は軽くなります。ストレスは溜めると心身の不調の元となります。溜めてよいのはお金、そして、喜楽や感謝、感動の気持ち。ストレスは溜めずに吐き出すことでエネルギーが変換され意欲向上にもつながっていきます。TVのバラエティ番組で笑う、好きな映画を見て泣く。溜まっている感情を外にだすことでストレスは軽減していきます。これらは、脳生理学的に証明されています。 (2)場所、人、状況:場所を変えると気分も変わります。いつも会っている人と違う人と会う、ボランティアなど、状況を変えてみる。異なる刺激が入ることで抱えているストレスが変質、軽減します。 (3)声、体、関係:声を出しましょう。カラオケ大いに結構です。ひとりカラオケも流行っていうるという話を聞きますが大いに結構です。体を動かす、天気の良い日は散歩しましょう。慣れてきたら軽くジョギング。心問題は体をつかって解決です。そして身近に癒してくれる関係をつくりましょう。 (4)居場所、居心地、一体感:自分の居心地の良い居場所は確保しておきましょう。引きこもる場合、一番安心感あるところに引きこもります。時に引きこもることも悪くはありません。 (5)ほめる、さわる、聴く:あなたのことを褒めてくれる人、励ましてくれる人はいますか。あなたを見守ってくれている人は誰でしょう。あなたの話を聴いてくれる人は誰でし ょう。体に触れることも大切です。疲れた時には整体にかかる。家族に肩をマッサー ジしてもらう。こうしたこともとても大切です。 今日のストレスは「今日、発散!」、楽しいこと、好きなことの善玉ストレスを週1回、月1回セットしてリフレッシュすることも考えましょう。 誌上演習: 1.今のあなたの心の天気はどんな感じですか。 2.あなたがほっとする時はどんな時ですか。 3.あなたが元気になる時はどんな時ですか、そのリストを上げてみましょう。 4.あなたを静かに見守ってくれる人は、今あなたにどんな言葉をかけると思いますか。 ![]() 自殺考えた 4人に一人、20代は28.4%と最も多い。http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20120501-OYT1T01517.htm?ref=mag 自殺者3万人、未遂者30万人、考えた人300〜500万人と考えて良いでしょう。自殺者3万人、しかし、企図してから24時間の死亡を自殺としているが、その時間を越えて亡くなった人を含めると実際はもっと多い可能性がある。現代の自殺の問題は、死ぬことに抵抗がなくなった若者の意識にあると思われます。 ゼロ意識、虚無の意識が広がっているとしたら問題です。 悩んだらためずに話しましょう。悩んでいそうな人にはまず声かけしましょう、といつも言うのですが、その一方で生きるとは何かを話すことも大切です。なぜ生まれ生きているのかそこに意味を見い出そうとするのが人間存在。 もっと生きることを話し合おう!! それが自殺予防にもつながる。 皆さん、こんにちは、5月20日、埼玉県鴻巣市文化センター「クレアこうのす」で講演会を予定しています。
メインテーマは、『健康な生き方』 講師は、カウンセラー佐藤と医師の土橋重隆先生(外科医)です。 時間は午後1時半からです。 参加費500円〜、全額福島応援のために送ります。是非お出かけ下さい。 心理カウンセリングの現場と医師の立場から面白い話しが聞けると思います。 http://npo.micc-co.jp/ メンタルヘルスは時代のニーズです。心身の不調を少しでも少なくするための知識と知恵をもちあうことは重要だと思っています。お近くの方は是非、お出かけください。 おはようございます。25日NPO法人日本再生プログラム推進フォーラムにおいてメンタルレスキュープロジェクト始動です。スタートはメンタルヘルスに関する少し勉強会風に進める予定です。講師として参加します。
主催:NPO法人日本再生プログラム推進フォーラムhttp://nipponsaisei.jp/events/58 メンタルレスキュープロジェクトキックオフイベント 趣旨:NSPでは、日本再生の活動を進める中でメンタルレスキューは 欠くことのできないテーマと考え、 2012年よりメンタルレスキュープロジェクト」を 中小企業研究会の一部として始めることになりました。 理解を深めながら身近な所から悩む人を少なくしていきませんか。 活性化した家庭、職場、地域を作り上げる一助となるような活動を 一緒に行ってみませんか。 多くの皆さまからのご参加をお待ちしております。 今、社会は身近な相談者、身近なサポーター(レスキュー隊)を必要としています。 ![]() 第9期のカウンセラー養成講座が修了です。 6月から第10期が始まります。http://npo.micc-co.jp/ これまでに主婦、会社に勤務されている方、医師、看護師、介護師、薬剤師、コーチ、会計士、保育士、整体師等の他現実に悩まれているかたなどが参加されて来ています。 メンタルサポートは時代、社会のニーズです。 自分自身のためにも勉強してみませんか。 関東地方では久しぶりの雪
子どもは「雪だっー」と喜ぶ。 大人はいやだなーと思いながらそれぞれの職場に向かう。 年よりは昔ならコタツの中で猫と一緒に暖をとる。 年齢や立場によって反応はそれぞれ。 でもたまの雪景色も悪くはない。 大学受験の時は大雪だった。鉄道は遅れ、1時間遅れて受験開始、結果受験に失敗して浪人。なんとなく傷心をいやすために芭蕉の奥の細道のあとを辿る。山形、山寺から出発、夜行で確か天童駅、そこでも大雪、にもかかわらず山寺に行く。さすがに寺の住職らしき人に危険だから登れませんと断られる。 そんなこともあったなあーと。雪は何か心に残る思い出が浮かんでくる。 こんな日は静かに過去を思い出すのも悪くはない。 大阪の友人から送られてきた講演録です。そのまま貼り付けますので参考にしてください。
(健康) 腸が元気になれば、生きる力も性力もアップする! 自らの腸内で15年間、6代にわたって条虫(サナダムシ)と共生していることで知られる、藤田 紘一郎氏(東京歯科大学名誉教授)、わが国、免疫学の権威でもあります。元気になるには腸内細菌をいかに増やすか、それは「食物繊維をしっかり摂るべし!」というお話です。 ●腸内細菌は、“幸せホルモン”の運び屋 ♥ 中高年は経済を苦にしたり、介護疲れで自殺に走る。先進国で自殺者が年間3万人を超えるのは日本だけ。 一方、性欲旺盛なはずの若者はセックスをしたがらなくなってしまった。この2つの問題は一見別物のようだが、実は大いなる関係がある。生きる力の衰えも、精力の低下もカギとなるのは腸内細菌なのである。 ♥ 腸内細菌は、食べた物の消化をサポートする。体に害を及ぼす細菌のウイルスを排出したり、ビタミンを合成したりする働きもある。生きる力やセックス力を考える上で見逃せないのが、ドーパミンやセロトニンという神経伝達物質の材料になる前駆体を脳に送る働きだ。 ♥ これらの神経伝達物質は“幸せホルモン”といわれ、ドーパミンが多く分泌されると気分が高揚し、セロトニンが少なくなるとうつ病を引き起こすことが分かっている。2つの“幸せホルモン”を分泌するには、それぞれの材料の前駆体が必要だが、“運び屋”である腸内細菌の数は戦前と比べると何と3分の1。 ♥ “幸せホルモン”の材料を脳に運びたくても、トラックが少なくて十分供給できない。それでセロトニンの分泌量が減り、うつ病になる。自殺者が増えるのみ当然。腸内細菌の減少は、ウンチの量が減っていることから推定できる。ウンチ1回分の重さの半分は腸内細菌。戦前から比べて今や3分の1の量だ。 ●食物繊維を積極的に摂ること ♥ もう1つのドーパミンは、異性への興味や愛情に関係することが分かっている。ドーパミンの分泌量が少なくなると、女性を何とかして口説いたり、セックスしようとしたりする意欲が湧かない。この2つの問題を解決するには、これらの“幸せホルモン”の材料の“運び屋”である腸内細菌を増やすことに尽きる。 ♥ では、どうやって増やすか。もっと積極的に食物繊維を摂取すればいい。腸内細菌は、食物繊維をエサにして増殖する。食物繊維の摂取量が増えれば、おのずと腸内細菌も増える。海藻や野菜など。1週間摂り続けると腸内細菌が10%くらい増え、摂るのをやめると1週間で元に戻る。摂り続けることが肝要だ。 ♥ 食物繊維摂取量が最も多い国はメキシコだ。自殺率は世界最低、セックス満足度は世界第2位・・・2つの問題が解決できることをデータが示している。もちろんチーズやヨーグルトを食べて、乳酸菌やビフィズス菌を直接腸内に届けるのもいい。でも、これらの善玉菌だけを増やせばいいということではない。 ♥ ある程度は、大腸菌などの悪玉菌も必要だ。重症のアトピーの赤ちゃんのウンチを分析したところ、40%が悪玉菌ゼロ。抗菌、消毒を徹底していたからだ。テーブルにこぼした程度のものは食べればいい。悪玉菌も人間が生きる上では必要。生きる力を蓄えて性力を高めるには、腸を元気にすることだ! (1/1・日刊ゲンダイより ) 今日は午前中、地元の勉強会、月1で191回目、良く続いている。15年続いていることになる。今日はフリーで話しをしてもらう。震災の話や最近の孤独死事件等それぞれが関心あることについて話す。同じことでも受け止め方が違うことが面白い。
フリートークではあるが、それぞれ受け止め方が違う、そうした違いを理解することもとても大切なのです。 人の心は不可解です。性格の要素(積極、消極、明るい、暗い、内向、外向等)は人の内面に全て備わっている。何が引き出されるかは3K(関心、環境、関係)の状況にあります。特に関係は大事かもしれません。関係次第で自分にもまわりにも良いものが引き出されることもあれば、悪いものが引き出されることもあるからです。 たとえ悪いものが引き出されても相手を責めることは出来ない。ある種のタイミングや相性のような組み合わせもあるからです。 関係といっても方程式のようなものがないから難しい。今、時代の環境変化の中で何が引き出されているかしっかり内面を見つめる時かも知れません。 ![]() 自治体におけるメンタルヘルスは重要な課題となっています。 メンタルヘルスを進めるポイントは 気づき 声かけ つなぐ ことです。 いつもと違う様子に気づいたら、声かけ、話しかけ、そして、人事や専門機関につなぐことが大切です。 その役割を負った現場のメンタルリーダーを全体の二割目指して講座を開いている自治体があります。 悩む人をひとりでも少なくしましょう。自殺ストップしましょう。そのためにも現場で気づく人が必要なのです。
自殺防止のため「ゲートキーパー」という言葉が出てきています。ゲートキーパー、いわば、門番ですね。自殺の門をくぐらないためのゲートキーパー。通常の関係の中でもメンタルサポーターはとても大切です。共通なのは、「気づき、声かけ、つなぐ」ことです。http://www8.cao.go.jp/jisatsutaisaku/week/gatekeeper-yousei.html
自殺信号(うつ状態、死にたいと口に出す、不眠を訴える等)に気づく。気づいたら声をかける、話を聞く、心配していることを伝える。そして、専門機関等につなぐということです。 国がどう動こうと自殺者は3万人を越えたままです。つまり、悩みを抱える人に対して無関心ということです。 気づき、声かけ、少しの配慮をしましょう。そして、つないでいきましょう。 NPOメンタルサポートアカデミーでは、メンタルサポーターを養成する事業を行っています。http://npo.micc-co.jp
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心に関するお話(カウンセリングやメンタルヘルス等)とマネジメントに関する話をアップしています。 日本カウンセリング学会認定カウンセラー、上級教育カウンセラー、産業カウンセラー、心理相談員、NPO認定カウンセラー MICC研究所 NPO法人メンタルサポートアカデミー
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